Linuxなどのメモ書き

MFC-7820NをLinuxから使う2


1. MFC-7820Nをスキャナとしても使ってみる

MFC-7820NをLinuxから使う」で、LinuxからMFC-7820Nをネットワークプリンタとして使用したが、スキャナ用のドライバもリリースされているのでネットワークスキャナとしても使ってみる。

2. SANE

ブラザー工業からリリースされているドライバはSANE用のドライバ。SANE(Scanner Access Now Easy)とは、スキャナデバイスにアクセスするための標準API。このSANEドライバをインストールすれば、xsaneなどのSANEを使ったスキャナアプリケーションからスキャナとして使用することができる。

ドライバ以外にもSANE自体をインストールしておく必要があるが、Fedora Core4では最初から入っているので手順は省略。

# rpm -qa | grep sane
sane-frontends-1.0.13-2
sane-backends-1.0.15-9
xsane-0.95-3
xsane-gimp-0.95-3

3. ドライバのインストール

スキャナ用のドライバは以下で提供されている。

ドライバはRPM形式なので、以下のようにしてインストール。インストールしたファイルは/usr/local/Brother/sane/に置かれる。

# rpm -ivh brscan2-0.2.1-1.i386.rpm
Preparing...                ########################################### [100%]
   1:brscan2                ########################################### [100%]
#
ドライバをインストールしたら、MFC-7820NをConfigに登録する。登録にはbrsaneconfig2を使う。
# /usr/local/Brother/sane/brsaneconfig2 -a name=SCANNER1 model=MFC-7820N ip=10.0.0.100

nameは登録名(自分がわかればなんでもよい)。modelは「MFC-7820N」。ipにはMFC-7820NのIPアドレスを指定する。登録したスキャナは/usr/local/Brother/sane/brsanenetdevice2.cfgで参照できる。

詳細は以下URLを参照。

4. スキャンしてみる

SANEのスキャン用GUIアプリケーションとしてxsaneがあるので、これでスキャンをおこなう。
# xsane &

コマンドを実行すると、以下のような画面が。

MFC-7820Nに原稿をセットしてスキャンボタンを押すと、、、

スキャンできた。

プリンタ/スキャナともにLinuxとの相性はバッチリ。


最終更新 2007/05/22 17:24:40 - kztomita
(2007/05/22 17:10:05 作成)
添付ファイル
xsane.jpg - kztomita
scan.jpg - kztomita


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