mod_rewrite - RewriteMap
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RewriteMapを使うとテキスト形式の変換ファイルを使ってURLを書き換えたり、Perl等の外部プログラムを使ってURLを書き換えることができる。以下ではPerlスクリプトでURLの書き換えを行なう例を示す。
外部プログラムを使用したURL書き換え
サンプルとしてURL書き換えの際、文字列をescape(URLエンコード)する書き換えを行なう。escape処理を外部プログラムに行なわせる。RewriteMapでマップ名(以下ではescape-map)と外部プログラム(以下ではescape.pl)を指定する。prg:は外部プログラムであることを意味する。escape.plは標準入力から受け取った文字列をescape(URLエンコード)して返すPerlスクリプト。
escape-mapはRewriteRuleから参照する。${escape-map:$2}は$2をescape-map(つまりescape.pl)で処理して、変換結果を取得することを意味する。つまり${escape-map:$2}は$2がescapeされた文字列になる。
また、RewriteMapで外部プログラムを使用する場合は、RewriteLockでロックファイルを指定する必要がある。これは、複数のhttpdが同時に外部プログラムにアクセスしないように排他制御するのに使われる。
RewriteEngine onこのルールは http://www.xxxx.com/april/pg/あああ をhttp://www.xxxx.com/april/index.php?pg=%e3%81%82%e3%81%82%e3%81%82 に書き換える。
RewriteLock /usr/local/apache2/conf/escape.lock
RewriteMap escape-map prg:/usr/local/apache2/conf/escape.pl
RewriteRule ^/(.+)/pg/(.*)$ /$1/index.php?pg=${escape-map:$2} [L]
URLをescapeするPerlスクリプト(escape.pl)
#!/usr/bin/perl
$| = 1;
while (<>) {
chop;
s/([^\w])/'%'.unpack('H2', $1)/eg;
print $_."\n";
}
外部プログラムの注意
- 入出力にBuffered I/Oを使用しない(Perlなら$|を使う)
- 変換結果を返す際、最後に改行を入れないとハングアップする。
- スクリプトを修正した場合はApacheを再起動しないと反映されない。
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mod_rewriteの使い方