Linuxなどのメモ書き

JavaScript addEventListener()


Rev.8を表示中。最新版はこちら

イベントハンドラを登録するaddEventListener()に関するメモ。
IEでは未実装。

useCaptureの意味

addEventListener()の第3引数useCaptureの意味についてのメモ。

通常登録したイベントハンドラ(*1)はイベント伝搬のバブリングフェーズで呼ばれる。このため、DOM Treeの下の方のエレメントからイベントハンドラが順番に呼ばれる。

useCaptureをtrueにしてイベントハンドラを登録すると、キャプチャフェーズでイベントハンドラが呼ばれるようになる。このため、その他のイベントハンドラに先だって呼び出されるようになる。

(*1) 以下のものが含まれる。
  • DOMエレメントのプロパティに設定したイベントハンドラ(element.onmousedown = handler)
  • TMLタグに埋め込んだイベントハンドラ(<div onmousedown='alert("xxxx");'>)
  • useCapture = falseでaddEventListenerされたイベントハンドラ

以下に例を示す。図1に示すようなオブジェクトがあり、緑領域、青領域、テキスト領域にそれぞれonmousedownイベントハンドラが設定してあったとする。



図1 HTMLオブジェクト例

この場合、DOM Treeは図2のようになっており、「text」部分をクリックすると「テキスト領域 → 青領域 → 緑領域」の順番にイベントハンドラが呼び出される。ここで、緑領域のイベントハンドラをaddEventListener()でuseCapture = trueにして登録すると、「緑領域 → テキスト領域 → 青領域」の順番で呼び出されることになる。



図2 イベントの伝搬とハンドラの呼び出し



DOM仕様書
http://www.w3.org/TR/DOM-Level-2-Events/events.html

イベントの伝搬については以下が参考になる。
http://www-06.ibm.com/jp/developerworks/xml/050107/j_x-events.html


最終更新 2006/07/08 15:37:03 - kztomita
(2006/07/08 14:33:56 作成)
添付ファイル
event.png - kztomita
event_propagation.png - kztomita


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