Emacs 日本語環境
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XEmacsでの日本語環境の設定/操作に関するメモ
1. 日本語環境
1.1 デフォルトの文字コードの設定
xemacsはファイルを読み込む時に自動的に文字コードを判定してくれるが、ファイルの新規作成時などで使用するデフォルトの文字コードを指定する場合は、設定ファイル(~/.xemacs/init.el)の中でset-default-coding-systemsで文字コードを指定しておけばよい。以下はUTF-8を指定する例。
(set-default-coding-systems 'utf-8)
1.2 現在の文字コード設定の表示
現在の文字コードの設定を確認したい場合は、M-x describe-coding-system <Enter>で表示できる。
Coding system for saving this buffer: u -- utf-8 Default coding system (for new files): u -- utf-8 Coding system for keyboard input: u -- utf-8 Coding system for terminal output: u -- utf-8 <略>
1.3 ファイルの文字コードの変換
シェル上でファイルの文字コードを変換する場合はnkfコマンドが使えるが、Emacsでファイルを開いて(もしくは作成して)から別の文字コードでファイルに保存したい場合は、以下のようにする。
(1) M-x set-buffer-file-coding-system <Enter>
(2) utf-8 <Enter> (変換したい文字コード)
これ以降ファイルを保存すると、ここで設定した文字コードでファイルに保存される。set-buffer-file-coding-systemはset-file-coding-systemでもよい(単なるエイリアス)。
なお、ここで設定した値は変数 buffer-file-coding-system に保存される。M-x help<Enter> v buffer-file-coding-system <Enter> でヘルプと供に値を確認できる。編集バッファの内容がファイルに書き出される時は、この変数に指定された文字コードで書き出される。M-x describe-coding-system <Enter>でも確認は可能。