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【内容】
制度の改革は選挙をどのように変えたか。東京十七区の新人代議士誕生に見る都市型選挙区の後援会、浮動票のまったく新しい動き方。
【目次】
第1章 選挙制度改革とその効果
第2章 社会変動と都市部の政治構図
第3章 公認過程の政治力学
第4章 票読みと後援会作り
第5章 地方議員との保守連合結成
第6章 なぜ中間集団に頼るのか?
第7章 流動層の取り込み
第8章 不安定な優位?選挙結果が語るもの
【BOOKデータベースより】
1988年のリクルート事件以来、日本の政界は「政治改革」という旋風に巻き込まれた。
しかし政治改革は、いつのまにか選挙制度改革と同一視され、中選挙 区制は小選挙区・比例代表並立制に変わった。
当初は、政策を争う二大政党への移行が理想とされた小選挙区制だったが、いったい、この制度は政治市場で、実 際にはどのように機能しているのか。
代議士たちはどのように公認され、どのような選挙活動を行なっているのか。
小選挙区における新人代議士誕生までの過程 を、都市部の選挙区で克明に追ってみた。