JICAに蹴られました


長い海外生活で青年/シニア協力隊の実態と各分野の技術レベルを見聞してきて、「何でダメなの?」って思いでした。

世界の中の日本のポジショニングは間違いなく難しくなってきています。それだけにODAの海外支援は、1000兆円に届く勢いの莫大な借金を抱える中でも、日本という国の性格からして有用な外交ツールであるの間違いないところだと思っている次第です。
しかし・・・
事業をつかさどる機構として、そのような目的としての協力隊の現状の事態と、各国事情を有り方というものを踏まえて、もっと議論あってしかるべきでは。と無駄使いの金のことだけに終始した先般の事業仕分けをみて思ったしだいです。

少なくともマレーシアにおいて協力隊として果たす役割は終了していると感じています。コンピュータに関しては協力隊より優秀な人材は沢山いて、彼らが行っている活動に、この国としてねぎらいの思いはあるでしょうか、さしたる感謝はないように思います。日本企業も沢山進出し、ここでの雇用を生み出して、民間レベルですでに日本の存在感はアピールしています。

そして、マレーシアのどれだけの人たちがJICAを評価しているか、いやその存在そのものを知っているか疑問に思います。私の部屋の窓からJICAの事務所の入っているビルディングが見えます。ツインタワーの隣のビルで、マレーシアの商業区画として1等地のところです。なでこんなところに事務所を構える必要があるのか、先にこの国で活動する協力隊の意義を踏まえて眺めるにつけ思いがよぎります。

JICAにとどまらず日本の有名たるNGOについても似たり寄ったりで、若いころは幾らかの寄付をしたこともあり、金輪際このような団体に寄付するものかと、それどころか昔寄付した金を返してもらいたいくらいです。

面接試験では民間では考えられない厚遇ぶりでした。それだけ税金が使われているのかと思うと厚遇される側でもやはり考えさせられました。3週間ほどたちます。いま少し「こんちくしょう。JICA」の思いが伏せた時点で、受験後記として、どのような厚遇だったか含めて、私の見聞きした協力隊/NGO、そして私感として海外支援という私の思いを改めて書いてみたいなと思っています。

問題意識を持ちながら、一生懸命頑張ってその国のために頑張っておられる方も数は少ないですが知っていますし、現実に絶望し海外支援から離れていかれた方もいます。そのようなことがないように、そして今一生懸命頑張っている人たちが十二分に活動できることを願って。


p/s
管理人とみぞーさんへ
いつもサーバ利用させてもらってありがとうございます。また、とみぞーノート拝見し勉強させてもらってます。本内容につきまして、当サービスとして差し支えあるようでしたら言って下さい。


最終更新 2010/08/20 18:49:51 - north
(2010/08/20 18:49:51 作成)


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