Linux Kernel(2.6)の実装に関するメモ書き

bzImage


Rev.2を表示中。最新版はこちら

bzImageはLinuxカーネルのvmlinuxを圧縮した形式のファイル。/boot/配下にvmlinuz-xxxとして置かれているのはこのbzImage形式のカーネル。

bzImageの構造

bzImageファイルの構造を図1に示す。bzImageはまず大きく分けて3つのファイルからなる。フロッピーからのBoot時に使われるブートセクタ用ファイルbootsect.o(*1),低レベルの初期化を行うsetup.o,カーネルの圧縮イメージを格納したvmlinux.bin(*2)。これらの3つのファイルをarch/i386/boot/tools/buildコマンドにより結合してbzImageファイルを作成している。


図1 bzImageの構造


(*1) 2.6ではフロッピーからの直接起動は未サポートとなっており、bootsect.oもエラーメッセージを出力しているだけとなっている。
(*2) これらのファイルはカーネルコンパイル時にarch/i386/bootで作成されるので、ファイルの中身はこちらを参照。

vmlinux.bin


最終更新 2007/05/08 12:54:51 - kztomita
(2007/05/08 12:43:30 作成)
添付ファイル
bzimage.png - kztomita


リンク
最近更新したページ
検索