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Prolog 覚書


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基礎

ANDとOR

ANDはコンマ,ORはセミコロン.簡単な例.
hoge(X,Y) :- X > Y, write('ok!'); write('ng!').
同じ内容のORを,以下のように書ける.
hoge(X,Y) :- X > Y, write('ok').
hoge(X,Y) :- write('ng').
入れ子にしたい場合,括弧を使えば良い.
hoge(X,Y,Z) :-
  X < Y, (
    Y < Z, write('xyz');
    X < Z, write('xzy');
    write('zxy')
  );
    X < Z, write('yxz');
    Y < Z, write('yzx');
    write('zyx').
if文のように使うことができる.

演算子

割り算

整数
X is Y // Z
実数
X is Y / Z

SWI-Prolog 組込み関数

SWI-Prologのホーム : http://www.swi-prolog.org/

文字列操作

アトムの連結

連結
?- concat_atom(['A', 'B', 'C'], ' and ', X).

X = 'A and B and C'
分割
?- concat_atom(L, ',', 'a,b,c,d,e').

L = [a, b, c, d, e]

文字コード・アトムの変換

コードからアトム
?- char_code(C,65).

C = 'A'
 アトムからコード
?- char_code('a',N).

N = 97

 文字の種類

アルファベット
?- char_type('A', alpha).

Yes
?- char_type("A", alpha).

Yes
?- char_type(65, alpha).

Yes
?- char_type('1', alpha).

No
2文字以上指定するとエラーになる。以下、種類を調べて(訳して)みました。

種類を表すアトム
一致条件
alpha
アルファベット
alnum アルファベット or 数字
csym
アルファベット or 数字 or アンダースコア(_)
csymf
アルファベット or アンダースコア(_)
ascii
アスキー文字(0-127)
white
スペース or タブ
digit
数字
digit(N)
数字のN
xdigit(N)
Nの16進表記
lower
小文字
lower(Upper)
Upperを小文字にしたもの、Upperは大文字
to_lower(Upper)
Upperを小文字にしたもの、Upperは大文字でも小文字でもよい
upper(Lower)
Lowerを大文字にしたもの、Lowerは小文字
to_upper(Lower)
Lowerを大文字にしたもの、Lowerは大文字でも小文字でもよい
space
レイアウト文字(タブ、Vタブ、改行、など)
end_of_file
-1
end_of_line
行の終わり ASCII:10..13
newline
改行文字(10)
period
ピリオド(「!」、「.」、「?」)
quote
クォーテーション(ダブル「"」、シングル「'」、バック「`」) 
paren(Close)
閉じ括弧 Close に対応する開き括弧(「(」、「[」、「{」)

まず、注意すべきことは、アルファベットは[A-Za-z]でない事。ウムラウトつきの文字やら何やら出てくる。次のようにして調べてみるとよい。(環境によって違うかもしれないが、alnum, csym, csymf, lower, upperも)
:- findall(X, char_type(X, alpha), L), write(L).
確実に[A-Za-z]とするなら次のようにすればよい。
alpha_ascii(X) :- char_type(X, alpha), char_type(X, ascii).
その他、digit, xdigit は数値と文字との変換に使える。

 リスト操作

2つのリストを連結

連結
?- append([1,2,3],[4,5,6],X).

X = [1, 2, 3, 4, 5, 6]
後ろ部分を得る
?- append([1,2,3],X,[1,2,3,4,5]).

X = [4, 5]
前部分を得る
?- append(X,[3,4,5],[1,2,3,4,5]).

X = [1, 2]

リスト要素を選択

選択
?- select(X,[1,2,3],Y).

X = 1,
Y = [2, 3] ;

X = 2,
Y = [1, 3] ;

X = 3,
Y = [1, 2] ;

No
任意の場所への挿入として使える
?- select(4,X,[1,2,3]).

X = [4, 1, 2, 3] ;

X = [1, 4, 2, 3] ;

X = [1, 2, 4, 3] ;

X = [1, 2, 3, 4] ;

No
memberと同じ使い方
?- select(4,[1,2,3,4],_).

Yes

リスト反転

?- reverse(X,[1,2,3]).

X = [3, 2, 1]

最後の要素

?- last([1,2,3],X).

X = 3

一致する要素を削除

?- delete([1,3,2,3],3,X).

X = [1, 2]

入出力

書式付出力

C言語のprintfのようなもの.エスケープは,バックスラッシュでなくチルダ.
タブの文字数を '~t~10|' のように決めれる,さらに,*で動的に決定できる.
format('~t~*|Hello, World!~n', [4]).
出力
    Hello, World!
 



最終更新 2007/09/29 17:57:39 - yohei
(2007/09/23 02:13:52 作成)


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