Mac OS Xのカーネル Xnuのメモ書き

WaitQueue


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ブロックしたプロセスをつないでおくキュー。
ブロックする要因毎にキューがある。

プロセスを止める手順としてはプロセスをキューにつないだ後、thread_block()でプロセスをブロックする。

eventは他だのキー
void *で
ブロック要因に応じたキー(アドレスだったり)
データのポインタをイベントとしてつかってユニークな値となるようにする

[WaitQueueの例]
スケジューラのWaitQueue
sched_prim.c::wait_queues[]

スケジューラがブロックさせたプロセスが繋がれる。
sched_prim.cからassert_wait()でこのキューに繋ぐ。

配列のインデクスはeventのハッシュ値。たくさんのプロセスが繋がれるのでばらけるようになっている。


セマフォのWaitQueue
struct semaphore::wait_queue

セマフォ取得待ちでブロックしたプロセスがつながれる


LinuxなんかだとBlockDevice構造体にI/O待ちのWaitQがあったりした。Xnuもそんな感じでBlock要因毎に存在する。


wait_queue_assert_wait(wq, event, interruptible, deadline)
カレントプロレスを指定WaitQueueに入れる。

wait_queue_wakeup_one(wq, event, result)
指定WaitQueueの指定イベントを待っているプロセスを1つだけ起動する。

wait_queue_wakeup_all(wq, event, result)
指定WaitQueueの指定イベントを待っているプロセスを全て起動する。



最終更新 2006/05/23 20:22:00 - kztomita
(2006/05/22 23:10:09 作成)
添付ファイル
waitqueue.png - kztomita


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